空調部 2018年入社
實石 莉帆
自分で自分の成長を実感
テキパキと仕事をこなして周囲からの信頼も厚い技術事務の實石さん。アオノに入社する前は、キャリア形成で悩んだ時期もあったそうです。現在の活躍に至るまでの経緯を伺いました。
前は医療現場で働いていました。人を助けられる仕事だと思い志望しましたが、医師や看護師の資格があるわけではありません。業務は補佐的な内容にとどまり、次第に「ずっとこの仕事をしていくんだろうか」と焦りを感じるようになりました。転職を考えていたところ、アオノで働いていた知り合いに「ちょうど今、人を募集しているけれど、どう?」と誘っていただき、受けてみることにしました。設備って、人の暮らしに直結している仕事ですよね。多分ずっとなくならないし、自分の仕事が人の役に立っていると思えるところがいいな、と思いました。
空調部の技術事務です。設備というとどうしても現場作業がイメージされがちですが、実際の作業に入るまでには多くの下準備が必要です。見積書を作成したり部品の発注をしたり、部品の納期の確認や工事の日程調整といったこともしています。現場の皆さんに安心して作業してもらえるように、「あとは行くだけ」というところまで準備を整えて送り出すのが私たちの仕事です。作業から戻ると点検票を作成したり写真を保存したりといったことも担当します。裏方仕事で外からは見えづらい部分ですが、気持ちの上では現場の職人さんたちに伴走しています。もともと世話好きというか、人のために何かをしたいタイプの人間なので、自分には合っていると思います。
社長との距離感が近いことです。後輩ができて教育係になったとき、なかなか思うように仕事が進まずイライラを募らせていました。うちの事務所は社長室がなくて、コピー機の横に社長のデスクがあります。コピーをとりながら「10分でできるような仕事に1時間かかるんです」と愚痴を言ったら、「1時間かかってもできればいいじゃないか。自分ができるから人もできる、じゃないよ」と言われて、ハッとしました。それからは相手のペースを考えて仕事を渡すようになりましたし、困っているようならこちらから声を掛けるようになりました。仕事の知識やスキルだけでなく、考え方や精神的な面でも自分の成長を感じています。アオノに入社してからの自分の成長ぶりに自分で驚いています。
入社当初は「与えられた仕事をこなせばいい」くらいの考えしかありませんでした。ところが、入社して1年くらい経ったころ、一人しかいなかった事務方の先輩が妊娠のために急遽出社できなくなりました。先輩に電話をしたり現場作業の上司に聞いたりして急場を凌いでいるうちに、後輩たちが入ってきて人も増えました。気がつけば空調班では一番の古株になっていて、自分がチーム全体のことを考える立場に置かれています。未経験からの中途入社で入社当時は今の自分を想像すらしていませんでしたが、どんどん仕事を任せてもらえて自分の成長を感じられ、会社には感謝しています。今後は、空調班として利益を出しながら皆が気持ちよく働けるようにチームの運営を考えていきたいです。
Decide your own future自分の未来は、自分で決める